映画で学ぶ膵臓

君の膵臓を食べたい 『君の膵臓を食べたい』のタイトルからホラーかと思ってしまいましたが、めっちゃ青春物です。 この小説は、膵臓の病気を抱える少女・山内桜良と、彼女の秘密の闘病日記を見つけたことをきっかけに彼女と一緒に過ごすようになる主人公「…

風土が生む驚きの精神構造とは?

風土 人間学的考察 和辻哲郎の『風土』は、1935年に出版された哲学書です。 古い本ですが大好きな本の1冊です。 風土とは単なる自然環境ではなく、 人間の精神構造の中に刻み込まれた自己了解の仕方であると定義されています。 ・モンスーン、 ・砂漠、 ・牧…

赤ちゃんへのファーストブックにおすすめの1冊

いない いない ばあ いないいないばあは、松谷みよ子さんが著者。 こどもが生まれたとき、何度も読んであげた本です。 1人目も、2人目も何度も読み聞かせした絵本です。 もうぼろぼろになっています。 瀬川康男さんがイラストレーターの人気の子供向け絵本…

映画で学ぶ若年性アルツハイマー

私の頭の中の消しゴム 大好きな映画の1つです。 アルツハイマー病の症状が詳細に描かれています。 認知症といえばアルツハイマー病ですが、 若くして発症するのが若年性アルツハイマー病です。 記憶障害、新しい記憶が保持できなくなる病気の代表にアルツハ…

想像力アゲアゲの1冊

かいじゅうたちのいるところ 想像力!! 自分の部屋が無限に広がる想像力が楽し過ぎる。 子どもと一緒に読みたい絵本。 大好きな絵本の1冊です。 子どもの心の中にある冒険心や自由への憧れ、そして家族への愛情を表現した素晴らしい絵。 マックスはお母さん…

だ る ま さ ん が

だるまさんが だるまさんシリーズ が の と 3巻セット 『絵本だるまさんが』は、かがくい ひろしさんによる楽しい絵本です。 だるまさんが子どもたちと一緒に遊ぶ様子が描かれています。 だるまさんがお友達のお家に遊びに行ったり、かくれんぼをしたりと、 …

映画で学ぶ記憶障害(高次機能障害)

心の旅 高次機能機能障害や記憶障害と聞くと、 まずこの映画を思い浮かべます。 とても大好きな映画の1本です。 映画『心の旅』は、​1991年に公開されたアメリカ映画であり、​ハリソン・​フォードが主演を務めた感動のヒューマンドラマです。 家族を顧みない…

違いを認め合う優しさ溢れる絵本

スイミー 「スイミー」はレオ・レオニの絵本です。 名作中の名作なので、 1度は読んでおきたい作品です。 小さな黒い魚のスイミーが、自分と同じ色の仲間たちと共に暮らすことができなくなった時のお話です。 スイミーは他の仲間たちと共に泳げるようになる…

映画で学ぶマッチポンプ

バックドラフト 迫力があってストーリーも面白いので、とても大好きな映画です。 映画を見た当初、マッチポンプやミュンヒハウゼン症候群という言葉は知りませんでした。 ミュンヒハウゼン症候群とは例えば、 母親が病気の子供を必死に看病したり世話したり…

色合い鮮やかな絵本

はらぺこあおむし 『はらぺこあおむし』は、エリック・カール氏で有名な絵本です。 自分も子どものころ読み、虫は苦手だなと思いましたが、 大人になり、子どもと読んでみると、 なんてステキな絵本だと気付かされました。 とにかく色が綺麗。イラスト、絵が…

おおきな木に学ぶ真の幸福

おおきな木 『おおきな木』は、著名な絵本作家、シェル・シルバースタインによって創作された、子どもたちの心を揺さぶる感動的な物語です。 大好きな本の1冊です。 小さな男の子と、その広大な庭にある大きな木との交流が描かれています。 男の子は、大きな…

映画で学ぶ生きがい

生きる つい最近、2023年3月イギリスでリメイクされ、 とても懐かしく思い、ブログを書きました。 「生きる」は、黒澤明監督が描く人間ドラマの代表作の1つです。 緩和ケアを勉強しているときに出会った作品で、とても心に刺さったことを覚えています…

映画で学ぶ無償クリニック

パッチ・ アダムス 『パッチ・ アダムス トゥルー・ ストーリー』は、 アメリカの医師ハンター・ アダムスの実話を映画化した作品です。 主人公のパッチは、 精神病院での経験から、 患者に寄り添い、 笑いを取り入れた治療を行うことを決意します。 彼は、 …

お薦めのExcel本

Excel医の見るだけでわかる! Excel最速仕事術 Excel本を初めて購入しました。 『Excel医の見るだけでわかる! Excel最速仕事術』は、Excel初心者から上級者まで、誰にでも役立つテクニックが詰まっています。 著者の「Excel医」はTwitterなどのSNSでおなじみ…

映画で学ぶ脳みそ

羊たちの沈黙 人喰いハンニバル。 脳みそを食べる、 脳にメスを入れても痛みはない。 脳には痛感なし。 かなりインパクトのあるシーンです。 映画から学ぶ医療知識です。 羊たちの沈黙は、 1991年に公開されたアメリカ映画です。 猟奇殺人事件を追うFBI訓練…

映画で学ぶパーキンソン病

レナードの朝 映画で学ぶ医療知識。 パーキンソン病の臨床症状を石に例えられ、投薬で症状は緩和され、薬が切れると再び症状が現れます。 大好きな映画の1作です。 『レナードの朝』は、 1981年に出版されたオリバー・ サックスのノンフィクション小説『目覚…

ピアノに関わる全ての人にお薦めの1冊

ピアニストの筋肉と奏法 マリナ・フェレイラのピアニストの筋肉と奏法は、 ピアノ演奏における身体的な側面に焦点を当てた興味深い1冊です。 フェレイラは、ピアノの練習や演奏に必要な筋肉の種類や働き、 それらを効果的に使うためのテクニックやコツ、さら…

お薦めのアルフォンス・デーケン 2冊

よく生き よく笑い よき死と出会う 緩和ケアに携わりデーケン先生に出会いました。 とても日本語が流暢でユーモアあり講演は勉強になり面白いものでした。 『よく生き よく笑い よき死と出会う』は、アルフォンス・デーケン先生が「死」を乗り越えるためのヒ…

時間の無駄使いについて考える1冊

モモ 「モモ」は、ミヒャエル・エンデの小説です。時間に追われる現代社会を風刺的に描きながら、主人公の少女「モモ」の冒険物語でもあります。 物語の中で、子供たちが大人たちと同じように時間を無駄に使ってしまうことを防ぐために、「時間泥棒」と戦い…

遠のき現象、隔たりによる孤独からの解放

生きがいについて 精神科医である神谷美恵子先生の著書です。 本当の生きがいとは何かを考察した哲学的な本でとても大好き1冊です。 緩和ケアに携わり、終末期患者が見ている世界の現われ方を知ることになりました。 「遠のき」と「隔たり」による孤独からの…

わたしのからだをさがして

わたしのからだをさがして リハビリテーションでみつけたこと 『わたしのからだをさがして リハビリテーションでみつけたこと』は、脳梗塞によって半身の世界を失った女性とその担当セラピストのリハビリテーションの本当の意味を描いた本です。 この本は、…

リハビリ管理職、役職者にお薦めの1冊

世界一わかりやすい 「医療政策」の教科書 医療政策について初めて学ぶ人でもわかりやすく、詳しく解説しています。 私自身も昇格小論文の参考文献に勉強させて頂きました。 医療政策の教科書は、医療政策に関する包括的な解説をしてくれています。 医療政策…

筋膜の勉強ならこの2冊

アナトミー・トレイン Thomas W.Myersのアナトミー・トレイン は、筋膜経線に注目した徒手運動療法について解説した書籍です。 私がこの本に出会った時は日本語版がまだ無く、英語でした。どうしても内容が知りたくて、読めない英語を頑張りました。 筋膜経…

患者の声やで

寡黙なる巨人 『寡黙なる巨人』は、免疫学の世界的権威である多田富雄先生が脳卒中になった後、身体をどう捉えたかが言語化されています。 多田先生が右半身不随となってしまった状況下での闘病生活やリハビリについて書かれています。 多田先生は自分のなか…

リハビリ職なら読んどくとえーで

リハビリの結果と責任 医療現場でのリハビリについて考えさせられ、非常に興味深い内容が含まれています。 患者の側、目線でハッとさせられると思います。もっと患者に寄り添わないとと考えさせられるます。 リハビリにおいて患者の責任性が重要であることを…

思考力アゲアゲの1冊

思考の整理学 「思考の整理学」は、思考力を高めるための実践的な方法や考え方を紹介した1冊です。 自分の思考を整理するための具体的な手法や、効果的な情報の整理方法などが解説されています。 また、著者自身が実践し、効果を実感した「思考トレーニング…

マララがなぜ世界中の人々から賞賛されるのか

マララ 教育のために立ち上がり、世界を変えた少女 『マララ 教育のために立ち上がり、世界を変えた少女』はパキスタンのスワト地方で起きた少女マララ・ユスフザイの襲撃事件を題材にした本です。 とてもわかりやすく、読みやすい本であり、1人の少女が教育…

就職先を決める前に読んでおきたい1冊

科学的な適職 本書は、職業選択において科学的な手法を用いることの重要性を説いた一冊です。 著者は、自己分析や興味・能力に基づく職業選択ではなく、データに基づく選択がより望ましいと主張しています。 職業に必要なスキルや知識、年収、将来性などのデ…

子どもに読んでほしいおすすめの科学本

ロウソクの科学 永遠の名著、大好きな本の1冊です。 小学生のころに出会いたかった本です。 ローソクの科学は、著者のマイケル・ファラデーによって書かれた本です。 科学と自然、人間との深い交わりを伝える本です。 科学の面白さ、そして人類の未来をも照…

アフォーダンスおすすめの1冊

生態学的視覚論 『生態学的視覚論』は、生物学や心理学、哲学など多岐にわたる分野から視覚の研究を行っているギブソンの1冊です。 人間や動物がどのように視覚を利用し、それが生態系にどのような影響を与えるのかについて詳しく解説されています。 生物学…