アフォーダンスおすすめの1冊

生態学的視覚論

生態学的視覚論』は、生物学や心理学、哲学など多岐にわたる分野から視覚の研究を行っているギブソンの1冊です。

 

人間や動物がどのように視覚を利用し、それが生態系にどのような影響を与えるのかについて詳しく解説されています。

 

生物学や進化論的な視点から視覚の進化や発達を考察し、また動物行動学や生態学的な視点から視覚の役割を分析していることです。 

また、哲学的な視点からも視覚の本質や役割について論じられており、多角的なアプローチから視覚の研究が行われています。

 

心理学と視覚の融合が目からウロコでとてもおもしろいです。意識的選択的に見ていたと思っていたけど、脳には無意識に情報が入っていて、自身の都合で見るものを解釈している。

 

生態学や生物学、心理学、哲学などの専門家だけでなく、一般読者にもわかりやすく、興味深い内容になっています。視覚に関心のある方には、お薦めの1冊です。