風土が生む驚きの精神構造とは?

風土 人間学的考察

和辻哲郎の『風土』は、1935年に出版された哲学書です。

古い本ですが大好きな本の1冊です。

 

風土とは単なる自然環境ではなく、

人間の精神構造の中に刻み込まれた自己了解の仕方であると定義されています。

・モンスーン、

・砂漠、

・牧場

という3つの風土類型を設定し、

世界各地域の民族・文化・社会の特質を分類しています。

 

人ととの関りが密な仕事をしている方、特に医療従事者や介護などのサービス業に従事している方は、是非一度を読んでみることをお勧めします。

人とのかかわり方にヒントを与えてくれるかもしれません。

 

風土と人間の精神構造の関係を探求した画期的な著作であり、

とても面白い内容になっています。

 

風土が人間の生活や文化に大きな影響を与えていることを理解することができます。

また、本書を読めば、世界各地域の民族・文化・社会の違いをより深く理解することができます。

 

哲学書ですが、難解な言葉や理論は使われておらず、読みやすいです。

哲学に興味がない人でも楽しめます。

本書は、風土について知りたい人、世界各地域の民族・文化・社会について知りたい人、哲学について知りたい人におすすめの書籍です。