映画で学ぶ生きがい

生きる

つい最近、2023年3月イギリスでリメイクされ、

とても懐かしく思い、ブログを書きました。

 

「生きる」は、黒澤明監督が描く人間ドラマの代表作の1つです。

 

緩和ケアを勉強しているときに出会った作品で、とても心に刺さったことを覚えています。

 

この物語は、毎日同じ仕事の繰り返しで、役所の仕事に虚しさを感じているときに、

医師からがんと告知され、余命宣告を受けます。

 

最期が近いことを知った主人公に、

自分の人生や信念のために、生きることを選んでいる人々が現れます。

これまでの人生を見つめなおし、残された日々を大切に過ごし、充実した人生にしたいと決意します。

 

この映画は、物事が空虚に感じられたり、生きる価値を見いだせなくなっている人々に勇気を与えてくれます。

また、がんを患っていながら、自分の人生や信念を曲げずに生きることの重要性を訴えかけています。

 

黒澤明監督は、映像と音楽を巧みに使い分けることで、物語の雰囲気をより深く表現しています。物語の世界観を象徴する音楽として、今でも多くの人々に親しまれています。

 

役所への皮肉にも込められているかの様ですが、死について深く考えたり、投げかけてくれる作品となっていますので、大好きな映画です。

 

「生きる」は、黒澤明監督が描く人間ドラマの代表作であり、

人生に迷ったり、価値観に悩んでいる人々に勇気を与えてくれる傑作です。