寡黙なる巨人
『寡黙なる巨人』は、免疫学の世界的権威である多田富雄先生が脳卒中になった後、身体をどう捉えたかが言語化されています。
多田先生が右半身不随となってしまった状況下での闘病生活やリハビリについて書かれています。
多田先生は自分のなかに「新しい人」が目覚めてきたことを感じ、他人から見たら物言わぬ「寡黙な巨人」と表現されています。
障がい者の苦しみや不自由さは想像することしかできませんが、その体験談を読み解く事で理解がほんの少し深まると思います。
リハビリテーションに携わる全ての医療従事者に読んで頂きたい1冊です。