「聴」くことの力 臨床哲学試論
コミュニケーションの基本である「聴く」というスキルに焦点を当てたもので、
鷲田さん自身が長年にわたって取材やインタビューで培ってきた経験やノウハウを分かりやすくまとめています。
本書では、「聴く」という行為がどのように人間関係や自己成長に影響するか、またどのようにして「聴く」力を高めることができるかについて、具体的な例やアドバイスを交えながら説明しています。
臨床と哲学の融合で、すべての医療従事者に読んでほしい本です。
ある問いに対して、
医師、看護師、精神科医でそれぞれ、かける言葉に違いがでます。
患者になんと声かけするといいのでしょう。
"話しが上手い"は天性のものではないようです。
技術、スキルであり習得できるようです。
特に聴くことが大切で、その聴く技術を磨くといいのかもしれません。
リハビリ職や緩和ケアに従事する医療スタッフには是非、読んでほしい1冊です。
私はこの本を読んで、自分の「聴く」力について改めて考える機会になりました。
普段は自分が話したいことや伝えたいことばかりに気を取られてしまいがちですが、
相手の話をしっかりと「聴く」ことがどれだけ大切かを実感しました。
この本は、「聴く」ことの重要性や方法を学びたい人におすすめです。