人の手足を四肢と言い、その中で手の事を上肢と言います。
上肢について自分が持っている本で絶対おすすめの3冊を紹介します。
筆者の医師は3名ともその部位ではとても有名な先生です。
肩その機能と臨床
肩関節について解剖から疾患、治療法が詳しく書かれています。
日本最古の脱臼方法が絵で紹介されておりとても面白いです。
上腕骨近位端骨折の術式でエンダーピンを用いるレントゲン画像はとてもレアです。髄内釘やプレート固定、少ないがピンニングは臨床でも見たことはありますが、
触れることの少ない術式に出会えます。
腱板機能の理学所見やリハビリについても触れられていますので、
リハビリ職に携わる方には読んでほしい本です。
肘関節外科の実際
肘といえば慶友の伊藤先生。
肘関節の解剖から疾患、治療法が詳しく、
靭帯再建の術後タイムスケジュールを参考にさせていただいています。
話題になる肘内障の整復について回外法と回内法と2種類記載してあります。
リハビリ前の知識を整理する際に必要な本です。リハビリ職で肘のリハビリをするなら読んでほしい本です。
手 その機能と解剖
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手と言えば上羽先生。
この本なしには手の治療は怖くて行えません。
昔は手の平をノーマンズランドと言っていました。
人間が踏み込んではいけない領域です。
現在は手外科の専門医が科学的に手術を行っています。
手の領域は再断裂や拘縮のリスクが大きく、
手のリハビリは勉強なしには絶対に行えません。
手のリハビリに携わるなら絶対読んでほしい本です。